第18回鳥取県作業療法学会
第18回 鳥取県作業療法学会(ハイブリッド開催)
- テ ー マ :「 パートナーシップを結んで誰1人取り残さないまちづくり ~SDGsと作業療法の親和性を考える~」
- 会 期:2022年11月5日(土)~6日(日)
- 会 場:鳥取県立福祉人材研修センター(〒689-0201鳥取市伏野1729-5)交通アクセス 駐車場案内
- 学 会 長:下石 勝哉(株式会社つむぎ)
学会参加登録(※当日受付はありません)
参加登録は締め切りました。多くの方の参加登録誠にありがとうございました。 参加費: ●中国5県(鳥取・島根・広島・岡山・山口)の県士会員…2,000円 ●その他の県士会員・他職種…3,000円 ●学生…無料(学生専用のところからお願いします) 【学会参加登録をされた皆様へ】 この度は学会への参加誠にありがとうございました。学会長挨拶
第18回鳥取県作業療法学会学会長 下石 勝哉(株式会社つむぎ) 昨年の鳥取県作業療法士会はコロナ禍ということもありリモートで開催し、成功を収めました。今年は感染対策をしつつ3年ぶりの対面での学会の開催と、昨年行ったリモート開催を参考にしながら遠方の方々や、対面での参加が難しい方も参加できるようリモートでも学会の様子を配信するというハイブリット開催を計画しています。 さて今回の学会はSDGsをテーマにしています。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で、日本語で言うと「持続可能な開発目標」と言います。SDGsとは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されており、「誰一人取り残さない」を基本理念として掲げ、「パートナーシップで目標を実現しよう」という17の目標からも、“多様性の尊重”がSDGsのベースにあると言えます。 我々は作業療法の中核関心事として“作業”を、作業療法士がもつ中核能力として“可能化”を、そして多様な人々が文化に根ざした作業と結びつく際の基盤となる目的や理想として“公正”をおきます。Youngは公正とは「違いの中に溶け込むことを求めるのではなく、対立せずに集団の違いを尊重し、再び生み出すことである」と述べています。 違いを尊重すること、そこから再び生み出すこと、これはまさにSDGsと一致します。作業療法は対象者を平均に近づけることでもなければ、合格点を定め合否の判断をするわけでもありません。平均との差があるならその差を埋めることもできれば、その差に重きを起き、より強い個性を支援することもできます。 昨今貧困や差別、最近でいうと新型コロナウィルスによる感染症の拡大など生きていく上で様々な困難や制限で自分らしく生きにくいと感じている人は少なくありません。このような様々な困難感に向き合い「持続可能な開発目標」を掲げる上で誰か取り残されていたり、誰かの犠牲の上で成り立つ豊かさは持続可能とはいえません。我々が住む鳥取県は減る人口と高まる高齢化率だけを見れば、ある意味全国の最先端であり、未来予想図です。そんな日本の未来予想図で働く我々が“パートナーシップを結んで誰1人取り残さないまちづくり”を目指し、地域に作業療法していきませんか? 当日お待ちしております!学会スケジュール
11月5日(土) 1日目
- 9:00~ 9:30 受付
- 9:30~10:00 開会・学会長講演 下石 勝哉 氏(株式会社つむぎ 作業療法士)
- 10:00~11:30 特別講演Ⅰ「SDGsの概要及びSDGsを活用した企業運営の方法について」 田村 浩介 氏(株式会社いきがいクリエーション 作業療法士)
- 11:40~12:20 口述発表Ⅰ 4演題
- 12:20~13:30 昼休憩
- 13:30~14:30 特別講演Ⅱ「鳥取市において株式会社アクシスが行うSDGsの取り組みについて」 坂本 哲 氏(株式会社アクシス)
- 14:50~15:40 口述発表Ⅱ 4演題
11月6日(日) 2日目
- 9:00~10:30 特別講演Ⅲ「まちづくりにおける作業療法士のSDGs実践」 仲地 宗幸 氏(合同会社キングコング代表 作業療法士)
- 10:40~11:40 特別講演Ⅳ(一般公開)「鳥取市における誰一人取り残さないまちづくりの取り組み ~パートナーシップの実際~」 川口 寿弘 氏(鳥取市中央人権福祉センター)
- 11:50~12:50 特別講演Ⅴ(一般公開)「鳥取県におけるSDGsの取り組みと課題」 田中 野恵 氏(鳥取県令和新時代創造本部政策戦略監新時代・SDGs推進課)
- 12:50~13:00 閉会式・次期学会について
SDGsタウン(一般公開・無料 11月6日10:00〜15:00)
- SDGsタウンのページはこちら
特別講演
講師紹介- 特別講演Ⅰ:田村 浩介 氏(株式会社いきがいクリエーション 作業療法士) YouTubeのリンク 座長:原田 伸吾(株式会社つむぎ)
- 特別講演Ⅱ:坂本 哲 氏(株式会社アクシス) 座長:坂本 一郎(さとに田園クリニック)
- 特別講演Ⅲ:仲地 宗幸 氏(合同会社キングコング代表 作業療法士) 座長:小山 雅之(SOI STANCE)
- 特別講演Ⅳ:川口 寿弘 氏(鳥取市中央人権福祉センター) 座長:藤田 恵子(老人保健施設セラトピア)
- 特別講演Ⅴ:田中 野恵 氏(鳥取県令和新時代創造本部政策戦略監新時代・SDGs推進課) 座長:下石 勝哉(株式会社つむぎ)
口述演題(演題番号をクリックすると抄録が見れます)
11月5日 口述発表Ⅰ 11:40〜12:20 座長:鎌田 亜希(SOI STANCE)- O-1: 高齢の脳卒中重度片麻痺患者におけるベッド上排尿動作の自立に向けての一介入〜臥位でのズボンの上げ下ろしの構成要素に着目して〜 土谷 達也(米子東病院 リハビリテーション科)
- O-2: 食事自力摂取を目指し環境面に介入した事例 〜高次脳機能・認知面と環境の関連性に着目して〜 濵田 亮央(医療法人養和会 養和病院 回復期病棟)
- O-3: 蘇生後脳症後の高次脳機能障害 〜記憶障害に対するアプローチと入院期間中からの就労支援について〜 門脇 翔子,江原 貴子(大山リハビリテーション病院)
- O-4: 慢性疼痛を抱えた事例に対する作業に基づく関わり 〜作業機能障害と首尾一貫感覚に着目して〜 松本 周三(鳥取県中部医師会立三朝温泉病院)
11月5日 口述発表Ⅱ 14:50〜15:40 座長:梅津 清司郎(YMCA米子医療福祉専門学校)
- O-5: 重度認知症の方へ意味のある作業を提供することで起きた変化について 〜プール活動レベルを使用して〜 河口 皓一,山根 七恵(医療福祉センター倉吉病院)
- O-6: セラピストの立ち位置モデルから見た鳥取県作業療法士会員の傾向 〜鳥取県作業療法学会事例報告を用いた分析〜 澤田 夏紀1,大谷 将之2, 中村 貴紀3,村瀬 良知4(1. 錦海リハビリテーション病院 2. 障害者支援センター「てらだ」3. 三朝温泉病院 4. よなご脳神経クリニック)
- O-7: 3D モデリングツールにて背側アウトリガースプリントを作図し,3D プリンタにて作成した経験 射場 靖弘1,尾﨑 まり1,2,萩野 浩1-3(1.鳥取大学医学部附属病院リハビリテーション部 2. 鳥取大学医学部附属病院リハビリテーション科 3. 鳥取大学医学部保健学科)
- O-8: 地域在住高齢者における社会的孤立の有無と意味のある作業への参加状況との関連について 仲田 奈生,山本 真理子,青木 竜太朗,金弦 敬子,津田 宏太郎(島根リハビリテーション学院 作業療法学科)
学会参加者専用ページ(ページを削除しました)
アーカイブ期間は終了しました。新型コロナ感染症防止対策について
第18回鳥取県作業療法学会開催にあたり、新型コロナウイルス感染症について以下の対策を行いたいと思います。- 本学会の運営については、鳥取県版新型コロナウイルス感染症拡大予防対策例(業種別ガイドライン)に則り運営いたします。
- 県外講師の方にはPCR検査で陰性確認後、現地入りしていただきます。
- 演題発表者が新型コロナウイルス陽性となった場合はリモートまたは収録済み動画での発表とさせていただきます。
- 現地での参加を予定されています参加者の皆様はマスクの着用、手指消毒の徹底、事前の体調管理の程よろしくお願い致します。
- 体験ブース(SDGsタウン)に関して混雑した場合に限り、入場者数の制限をさせていただくことがあるかもしれません。
協賛
後援(順不同)
- 一般社団法人 鳥取県理学療法士会
- 一般社団法人 山陰言語聴覚士協会
- 社会福祉法人 鳥取県社会福祉協議会
- 公益社団法人 鳥取県医師会
- 公益社団法人 鳥取県看護協会
- 鳥取県介護支援専門員連絡協議会
- 一般社団法人 鳥取県介護福祉士会
- 一般社団法人 鳥取県社会福祉士会
- 鳥取県教育委員会
- 一般社団法人 鳥取県薬剤師会
実行委員
- 学会長 下石勝哉(株式会社つむぎ)
- 実行委員長 長田 啓(株式会社つむぎ)
- 副実行委員長 原田伸吾(株式会社つむぎ)
- 会計 衣笠真理恵(鳥取県立中央病院)
- 学会誌 藤原礼奈(鳥取生協病院)
- 演題・査読 西村佑子(鳥取生協病院)
- 演題・査読 池淵歓斗(米子病院)
- 広報 小林 楽(ウェルフェア北園渡辺病院)
- 広報 鳥飼桃子(株式会社つむぎ)
- 会場 福代 淳(医療法人さとに田園クリニック)
- Zoom・Web 山本未来(錦海リハビリテーション病院)
- 学術部長・HP 高梨悠一(YMCA米子医療福祉専門学校)