第22回鳥取県作業療法学会

開催概要
テーマ:<明日から動き出す!><今が未来をつくる!> IT社会における脳・心・生活への処方箋 ~多職種で捉える作業療法の未来領域~
学会長:逸見 美樹(鳥取医療センター)
会 期:2026年11月1日(日) 対面開催
会 場:鳥取県立福祉人材研修センター(〒689-0201 鳥取県鳥取市伏野1729-5)

事前参加登録 締切:10月24日(土)
参加費(手数料除く):
- 鳥取県作業療法士会員…
2,000円→1,000円 - 中国4県士会員(鳥取県以外)…2,000円
- 他都道府県士会員(中国5県以外)…3,000円
- 非会員(日本作業療法士協会非会員・県士会費未納者)…10,000円
- 他医療職種…3,000円
- 医療系学生…無料(※事前申し込みは必要)
事前参加登録:こちらから申し込み
※当日受付はありません。事前登録にご協力お願いします。
学会長挨拶
学会長:逸見 美樹(鳥取医療センター)
令和8年11月1日(日)開催の第22回鳥取県作業療法学会は「脳機能への挑戦」です。みなさんご存じのように、人間のあらゆる行動は「脳」が担っており、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)で得た情報を処理し、人との関わりや学習、経験などを通して人格が形成されていきます。デジタル機器が不可欠となった現代、科学の進歩で便利になった反面「何かわからないがうまくいかない」「心に余裕がない」といった不調を抱える方も増えており、うつや不眠、自律神経症状などの身体精神機能面をはじめ、発達段階の子ども達や大人の発達障害に至るまで様々な社会生活ヘの影響は計り知れません。デジタル機器に依存することで生じる脳機能の問題や、人間としての「ゆとり」「コミュニケーション能力」の変化など、「ひと」への関わりには新たな課題が生じています。AIが当たり前になりつつある今だからこそ、一度立ち止まり「人間らしさとは何か」を考えてみませんか?それらとうまく付き合うにはどうすればよいのでしょうか?
本学会では3名の講師をお迎えします。午前の市民公開講座では前岡医師から、脳機能の影響や診療現場での複雑化している子どもの課題や「生きづらさ」「ハビリテーション」とは・・・。自分らしく社会と関わりながら生きていくためには何が必要か。今まさに起きている課題への向き合い方等についてご講演いただきます。小林心理師からは職場や教育、子育てに生かせる「安心・安全な関係づくり」や「余白をつくる大切さ」「人と人とのつながりに何が起きているのか」をこの時代を生きていく上で何を大事にしていけばよいのかを一緒に考えていきます。午後からの特別講演は、作業療法士や他医療・福祉職へ向けて北海道大学病院付属司法精神医療センターの認定作業療法士國田先生に医療観察法病棟等の実践に基づく「認知リハビリテーションと動機づけ面接」の最新技術や明日から活用できるトレーニング等、「本人の強みと希望を起点に、できる方法をともに探し、その人らしい生活の回復や、笑顔を支える作業療法について考える機会としたい」と温かく、そしてわかりやすくご講演頂けます。その他、鳥取県士会員による口術・ポスター発表、筆文字アート等のワークショップ、前回21回鳥取県作業療法学会の「わたしとあなたのあいだにあるもの」の作品展示も再来!!デジタルにはない「手書きの温かさ」や「人としての温もり」を感じていただける空間をご用意しました。また、機器展示(リハまる・BMI)と企業によるランチョンセミナー(お弁当はご持参ください)も開催され、近年発展しているリハビリテーション機器をご紹介いたします。
私自身、かつて医療観察法病棟で4年間勤務する中で、重大な他害行為に至った対象者の背景や脳機能、生活環境、社会環境「人」について考え、虐待等で傷ついた脳の影響、他者批判や攻撃ではなく小さな幸せを感じられる「人」へ回復させる関わりの重要性を学びました。分野を問わず人を深く理解し、脳・心・生活をつなぎながら支援することこそが私達の作業療法士の役割だと感じます。
ご参加されたみなさまにとって、特別講演での新たな「気づき」とアートの「癒やし」で心がすっきりする一日となりますよう、そして「今のままでもいい」という自己肯定感と「これならうまくやれる」という自己効力感(セルフエフィカシー)を生み出すきっかけとなれば幸いです。
また、学会タイトルの文字やロゴ、学会誌もとてもやさしく温かいものになりました。実行委員一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
タイムスケジュール

特別講演 ※特別講演1・2は市民公開講座として一般の方も参加できます
特別講演1「子どもたちの現状とセルフエフィカシーについて~その苦しみがいつか誰かの生きる希望になるまで~」※市民公開講座

講師:前岡 幸憲 氏(とっとの杜こどもハビリテーションクリニック 院長;医師)
〈講師略歴〉
1989年~ 鳥取大学医学部医学科 卒業 鳥取大学医学部脳神経小児科 入局
1990年~ 鳥取県立中央病院小児科
1991年~ 国立療養所 西鳥取病院(現鳥取医療センター)小児科
1992年~ 社会福祉法人 島根整肢学園(現 西部島根医療福祉センター)脳神経小児科
1994年~ 鳥取大学医学部附属病院脳神経小児科
2000年~ 広島県立保健福祉大学(現 県立広島大学)作業療法学科助教授
2005年~ 鳥取県立鳥取療育園 園長
2020年~ とっとの杜こどもハビリテーションクリニック 開業
特別講演2「人と人のつながりに何が起きているのか?~生身のかかわり・経験・余白・多様性~」※市民公開講座

講師:小林 幹子 氏(公認心理師,臨床心理士)
〈講師略歴〉
兵庫県生まれ。大学・大学院で臨床心理学、発達心理学、社会学などを学ぶ。
中学・高校の社会の教諭免許・社会福祉主事資格
・神戸市の知的障害者の授産施設で児童指導員として働く。
・総合病院の精神神経科で心理士として勤務。子供の発達・療育・不登校・摂食障害・大人のうつや高齢者の認知症などと出会う。
・障害者福祉センター・乳幼児健診・スクールカウンセラー・男女共同参画センター等での相談
特別講演3「作業療法におけるリカバリー支援に役立つ認知機能リハビリテーションと動機づけ面接」

講師:國田 幸治 氏(北海道大学病院リハビリテーション部北海道大学病院附属司法精神医療センター;認定作業療法士)
〈講師略歴〉
2008年~ 医療法人北仁会 石橋病院
2012年~ 北海道大学病院 リハビリテーション部
2014年 認知矯正療法士試験 合格
2015年~ (特定)医療法人社団 林下病院
2017年 第131回 北海道精神神経学会 優秀演題賞 受賞
2019年 動機づけ面接ネットワーク(MINT)トレーナー研修TNT Tallnn修了
2020年~ 北海道大学病院 リハビリテーション部
2021年~ 北海道大学病院付属司法精神医療センター
2025年 第21回日本司法精神医学会大会 優秀演題賞 受賞
一般演題 準備中
ポスター発表
P-1
急性期病院における脳血管疾患患者の自動車運転支援に対するドライビングシミュレーター利用実態 ―当院における後方視的調査―
演者:前田 隆(鳥取県立厚生病院 リハビリテーション室)
P-2
歌へ込められた想いを引き出して役割の提供を行い,デイサービス利用の定着に繋がった事例
演者:若槻 遥水(デイサービスつむぎ)
P-3
疼痛遷延および破局的思考を認めた母指中手骨基部骨折事例への作業療法 ~多角的評価に基づくコーピングの変容と就労課題の克服~
演者:村瀬 良知(よなご脳神経クリニック リハビリセンター)
口述発表
O-1
運転再開困難と判断された外傷性脳損傷者に対し,運転行動への気づきを促す介入を行い運転再開に至った一症例
演者:井上 雅人(鳥取県立中央病院 リハビリテーション室)
O-2
スパイダースプリントを導入し,生活行為での検証を行った後骨間神経麻痺の一症例
演者:福田 孝博(鳥取県立中央病院 リハビリテーション室)
O-3
橈骨遠位端骨折術後に疼痛と破局的思考によってIADLが拡大しなかった事例に対して,生活行為向上マネジメントを用いて行動変容を促した外来での介入
演者:藤澤 拓馬(鳥取県立中央病院 リハビリテーション室)
O-4
不登校だった中学生男児が夢であるキャベツ農家への一歩を実現した症例 ~語りを通じた自己理解の深化と主体性の形成~
演者:藤本 ひより(医療法人とっとの杜)
O-5
企業・地域と連携したスマートフォン支援活動を通した作業療法学生への教育実践
演者:仲田 奈生(YMCA米子医療福祉専門学校)
O-6
鳥取刑務所における作業療法士との連携に向けた基礎的調査 ―刑務官を対象としたアンケート調査―
演者:高梨 悠一(YMCA米子医療福祉専門学校)
O-7
中山間地域の100歳体操参加者におけるポジティブ作業と健康・幸福の関連:アセットベースアプローチの視点から
演者:佐々木 あすか(日南病院)
その他イベント
お弁当販売(事前予約制)
お申し込みは下のポスター内の二次元バーコードかこちらから

アート/作品展示

リハビリ機器体験
ワークショップ/キーホルダー販売

後援
実行委員
| 役 職 | 氏 名 | 所 属 |
| 学会長 | 逸見 美樹 | 鳥取医療センター |
| 実行委員長 | 福田 哲也 | 鳥取医療センター |
| 副実行委員長 | 原田 伸吾 | 株式会社つむぎ |
| 広 報 | 鳥飼 桃子 | 株式会社つむぎ |
| 接 待 | 田生 奈津美 | 鳥取生協病院 |
| 会 場 | 福田 孝博 | 鳥取県立中央病院 |
| 会 場 | 井上 雅人 | 鳥取県立中央病院 |
| 会 場 | 藤澤 拓馬 | 鳥取県立中央病院 |
| 会 場 | 山本 未来 | 錦海リハビリテーション病院 |
| 演 題 | 中村 博 | 鳥取県立中央病院 |
| 学会誌 | 礒江 慎吾 | とっとの杜 |
| 学会誌 | 中島 直 | 尾崎病院 |
| 会計・学術部長 | 高梨 悠一 | YMCA米子医療福祉専門学校 |
